北海道味噌の歴史
北海道味噌の製法は、来道した杜氏によりもたらされた技術で始まりました。極寒の北海道では、本州と同じ作り方では良い味噌にならず、苦労と研究を重ねた結果、北海道独自の味噌になっています。
北海道味噌の特徴
産地 | 北海道 |
分類 | 米味噌 |
原料 | 米麹・大豆 |
色 | 赤色 |
味 | 辛口。塩分が控えめでスッキリとした芳香温和な味わい。料理に使われる素材の味を活かし、癖のない万人向きの味です。 |
その他
北海道大手の味噌メーカー「福山醸造(トモエ)」の前身は福井県の回船問屋。「岩田醸造(紅一点)」の初代は金沢から屯田兵として渡道。北海道は古くから佐渡や新潟との交流もあり、味噌づくりは日本海の味噌の影響を少なからず受けているようです。
半年が氷温に近く、盛夏でも平均気温が22℃ほどにしかならない寒冷地であるため、味噌づくりには長期の熟成や切り返しを必要とします。だから、北海道らしい味になっているんですね。