会津味噌の歴史
1590年(文禄2年)に蒲生氏郷が町割りを定めたのが会津城下町の始まりです。その後、1643年(寛永20年)に徳川2代将軍秀忠の子、保科正之の入封で陸奥会津藩となりました。
保科正之が編纂した会津風土記(貞享2年版)には、武士生活用品の手伝い人足の割り当てとして「御味噌手伝百四十四人」と記されていることから、城内で味噌が作られていたことがわかります。また、同じ風土記の甲賀町覚書には「味噌屋六軒」と記されています。
会津風土記(文化4年版)若松風俗帳には、商売品として味噌が挙げられていることから、この頃に味噌が商品として売買されていたことがわかります。
1852年(嘉永5年)の若松禄高名五副対(当時の有名店ランキング)が発行され、味噌屋の名前が5軒挙がっています。その中には現在まで続いている蔵元もあります。
会津味噌の特徴
産地 | 福島県 |
分類 | 米味噌 |
原料 | 米麹・大豆 |
色 | 赤色 |
味 | 厳しい気候の会津盆地で作られ、津軽みそと並ぶ長期熟成の赤色辛口味噌です。 |
その他
近年はまろやかな中辛口なども多く生産されています。