佐渡味噌の歴史
佐渡国一宮である度津(わたつ)神社の祭神・五十猛神(いそたける)、または漂着した出雲族によって佐渡に味噌作りが伝授されたと伝えられています。
佐渡味噌の商業的な発展は、江戸時代の相川金山開発によるもので、元禄年間には相川町で味噌屋町という町名が存在しており、ここで味噌づくりが行われていました。
文化年間には味噌屋に税が課せられていた記録がありますが、味噌の搬出入に課せられる税の記録はないため、島外への出荷はなかったと見られます。
江戸時代末期から明治時代初期にかけて佐渡から数万人が北海道に移住すると、移住者たちは佐渡から味噌を取り寄せて食べるようになりました。
佐渡味噌の特徴
産地 | 新潟県 |
分類 | 米味噌 |
原料 | 米麹・大豆 |
色 | 赤色 |
味 | 麹の割合が多い中辛味噌。米麹に特徴があり、粒がほとんどない麹を使用。大豆粒も米粒もすりつぶして作ったこし味噌で、風味、香り、コクにすぐれているのが特徴。合わせ味噌としても使いやすく、信州味噌と合わせるとよりいっそう味わいが出るとされている。 |
その他
佐渡味噌は、同じ新潟県内の佐渡味噌とは区別されます。
参考越後味噌の歴史と特徴