見た目は似ているけど、「もろみみそ」と「金山寺みそ」って同じものじゃないの?
そこで、両味噌の違いを調べてみました。
もろみとは
もろみとは、醤油や味噌を作る際、醸造した液体の中に入っている、原料が発酵した柔らかい固形物です。
搾りだした液体が味噌や醤油になるわけですが、残ったカスが「もろみ」となります。
本来は、味噌を作った際に出るもろみが「もろみ味噌」となるのですが、市販のもろみ味噌は、初めからもろみ味噌そのものを食べることを目的として作られています。
もろみ味噌の原料と食べ方
- 原料:もろみ味噌のみ
- 食べ方:調味料的な使い方をして食べる
金山寺味噌の原料と食べ方
- 原料:もろみ味噌、野菜(ウリ、なす、しょうが、シソなど)
- 食べ方:常備菜やおかずとして食べる
もろみ味噌と金山寺味噌の違い
もろみ味噌・金山寺味噌ともに、「なめ味噌」と分類されている味噌です。
両方とも「もろみ味噌」ではあるけれど、中に野菜が入っているか入っていないかで「もろみ味噌」と「金山寺味噌」に分かれる。
というのが違いになります。
もろみ味噌は、生野菜やご飯に乗せておかずにすることが多いですが、金山寺味噌はそのままおかずや酒の肴として食されます。
※なめみそ = 直接食用とする味噌。おかず味噌とも言われます。たい味噌、ゆず味噌、金山寺味噌、もろみ味噌などがあります。
最後に
そのまま食べられるお味噌なので、食欲がない時や、おかゆやお茶漬けの友としてもピッタリです。
私としては、日本酒のアテとして食べたいところですが(笑)。