味噌は未開封でも味が変わる?
味噌は、時間の経過と温度の変化によって、色が変わっていきます。
なぜ色が変わるのかというと、味噌成分中の「糖」と「タンパク質・アミノ酸」が反応するからです。
味噌の色が変わることを「褐変(かっぺん)」というのですが、味噌の熟成中にも褐変は起こっています。赤味噌と白味噌に違いがでるのも、こういった要因があるからです。
一般的に、「温度が高い」または「同じ温度であれば保存期間が長いほど」色が濃く(赤く)なっていきます。
したがって、たとえ未開封で保管されている味噌であっても、時間が経てば色が変わるので、味に変化が起こります。
味噌を美味しく長持ちさせる方法
冷蔵庫や冷凍庫で保存する
味噌は常温でも保管できますが、夏場のように気温が高くなると、味や香りが変わります。美味しく長持ちさせるためには、温度が安定する冷蔵庫や冷凍庫で保存することをお勧めします。
味噌は冷凍庫に入れても少し固くなるだけで、凍りません。したがって、出してそのまま使うことができます。ただし、商品のプラスチック容器では割れてしまう可能性があるので、冷凍用の保存容器等に移し替えて保管してください。
ラップをかけて空気に触れさせない
味噌は空気に触れると、表面が乾き酸化が進みます。美味しさを長持ちさせるためには、ラップでぴったりとおおって蓋をし、空気に触れないようにしてください。
最後に
味噌は、開封しなくても常に褐変が起こっているので、「賞味期限内に使い切る」「早めに使い切る」ことも、美味しく食べる秘訣です。