讃岐味噌の歴史
讃岐味噌の生産は、第2次世界大戦後に始まりました。
香川県は、甘口白味噌の需要が高い関西への船の便が良く、麹の原料となる一等米の産地であることから、関西市場をターゲットとした高価格帯の白味噌生産を目指していきます。
この方針は、関西市場への進出により、醸造業者間の無駄な競争を避け、県業界を発展させるという狙いもありました。
そのため、県内の味噌業者が一致団結し、戦後約20年をかけ、原料の共同購入や技術開発、仕込みの規格を統一した結果、出来上がったのが現在の讃岐味噌なのです。
讃岐味噌の特徴
産地 | 香川県 |
分類 | 米味噌 |
原料 | 米麹・大豆 |
色 | 白色 |
味 | 塩分5%、麹歩合25%を基準としたとても贅沢な白色甘味噌。白味噌と言っても、透き通るようなクリーム色をしている。濃厚な甘みとふくよかな味わい。調理用の味噌として愛用されており、サワラやマナガツオの味噌漬けなど、香川ならではの郷土料理にふんだんに使われている。 |
その他
当初は香川県産の米と大豆を使用していましたが、作付け状況の変化などを受けて、1980年代半ばからアメリカ産の米やカナダ産の大豆を使用するようになっていきました。